耳の裏側の付け根など、傷跡が目立たない部分を小さく切開し、移植に用いる軟骨(耳介軟骨)を必要な分だけ丁寧に採取します。その後、採取した軟骨を、理想の鼻柱のカーブや高さを形成するために、重ねたり削ったりして、オーダーメイドの移植片(グラフト)に加工します。

鼻柱下降術
鼻柱下降術
鼻柱下降術(びちゅうかこうじゅつ)は、鼻先と小鼻の位置関係を整え、洗練されたバランスの鼻を形成する美容施術です。鼻の穴を隔てている中央の壁「鼻柱」が、小鼻のフチ(鼻翼縁)に比べて上方に引っ込んでいる状態(鼻柱後退)を改善します。
横顔や斜めから見たときに、小鼻のフチよりも鼻柱が少しだけ下に見えるのが、美しい鼻のバランスとされています。鼻柱が引っ込んでいると、鼻の穴が強調されて見えたり、鼻全体が短く見えたりする原因となります。このバランスは、近年人気のある、上品な「忘れ鼻」を形成する上でも重要な要素であり、コアクリニック名古屋でも力を入れている施術です。
鼻柱下降術では、この引っ込んでいる鼻柱の付け根部分に、ご自身の耳の軟骨などを移植します。これにより、内側からボリュームが加わり、鼻柱が理想的な位置まで下がることで、どこから見てもバランスの取れた美しい鼻のラインが生まれます。
また、この手術は、単独で行う場合は鼻の穴の中からアプローチできるため、お顔の表面に傷跡が残らないというメリットもあります。
鼻柱下降術は、単独の施術だけでなく、他の鼻の施術と組み合わせることで、より完成度の高い仕上がりを実現します。例えば、この症例写真のように、鼻尖形成や鼻中隔延長で鼻先を高くシャープにした上で、最後に鼻柱下降術で位置関係を微調整することで、完璧なバランスの鼻が完成します。
ACRとは、Alar-Columellar Relationshipの略で、横顔や斜めから顔を見たときの「鼻翼(小鼻のフチ)」と「鼻柱(鼻の穴の間の壁)」の理想的な位置関係を指す言葉です。
このACRが整っている、すなわち「美しいバランス」とは、小鼻のフチを結んだラインよりも、鼻柱が2〜3mmほどわずかに下に位置している状態を指します。これにより、鼻の付け根から鼻先にかけて、カモメが翼を広げたような、なだらかで美しいアーチが生まれます。
逆に、鼻柱が小鼻のフチと同じ高さ、あるいはそれ以上に引っ込んでいると、この美しいカーブが失われ、鼻の穴が三角に見えたり、鼻全体が詰まったような短い印象に見えたりする原因となります。
当院の鼻柱下降術は、まさにこの「ACR」を理想的なバランスに整えるための施術です。鼻柱を的確に下げることで、どの角度から見ても洗練された、美しい鼻のラインを実現します。
コアクリニック名古屋では、下記の流れで鼻柱下降術を行います。
自家軟骨の採取と加工
耳の裏側の付け根など、傷跡が目立たない部分を小さく切開し、移植に用いる軟骨(耳介軟骨)を必要な分だけ丁寧に採取します。その後、採取した軟骨を、理想の鼻柱のカーブや高さを形成するために、重ねたり削ったりして、オーダーメイドの移植片(グラフト)に加工します。
移植のためのポケット作成
鼻の穴の中から切開を加え、加工した軟骨を移植するための精密なスペース(ポケット)を、鼻柱の付け根の内部に作成します。この方法は「クローズ法」と呼ばれ、お顔の表面に傷跡が一切残らないのが大きな利点です。
軟骨の移植と固定
作成したポケットに、加工した軟骨を慎重に挿入し、鼻柱を理想的な位置まで下げて全体のバランスを微調整します。移植した軟骨がずれないよう、内部でしっかりと縫合・固定します。術後、軟骨をより安定させるために、一時的に鼻の表面に固定用の糸が出ることがありますが、この糸は術後5〜7日後の抜糸の際に除去しますのでご安心ください。
コアクリニック名古屋では、以下のような方に鼻柱下降術をおすすめしています。
横から見たときに、鼻柱が小鼻(鼻翼)に隠れてしまっている方(鼻柱後退)
鼻の穴が、カタカナの「ハ」の字や、三角につり上がって見えてしまう方
鼻柱が引っ込んでいるせいで、鼻先全体が丸く、団子鼻のように見えてしまう方
鼻の高さや鼻筋は変えずに、鼻柱の位置だけをピンポイントで整えたい方
美しい横顔の基準である「ACR(鼻翼鼻柱関係)」を、理想的な形に整えたい方
鼻柱下降と鼻唇角形成はよく混同される施術になります。アプローチは似ていますが、移植する場所と目的に違いがあります。
鼻柱下降は、鼻柱全体をさげることでACRを改善し、鼻のバランスを整えることを目的にしています。鼻唇角形成は、自家組織(軟骨など)を鼻柱の基部に移植することで、鼻唇角を理想の角度(90−95度)に近づけ、口元の突出感を減らすことを目的にしています。似たような施術ですが、目的が違います。
もちろん患者様によっては併用することで、よりバランスの取れた鼻に近づくこともできます。
鼻の整形手術のひとつとして「鼻中隔延長」があります。こちらも鼻柱を下げる手術なので違いについてよく聞かれることがあります。鼻柱下降よりしっかり鼻柱を下げたい場合、鼻柱に加えて鼻先自体も下げたい場合は鼻中隔延長を選択された方がいい場合があります。
軽度の変化を求める場合は「鼻柱下降」、しっかり鼻先を下げたい場合は「鼻中隔延長」と考えていただくといいと思います。
当院では、ただ鼻柱を下げるだけでなく、患者様一人ひとりの美しさを最大限に引き出す、完成度の高い仕上がりを追求しています。
美しい鼻の鍵となる「ACR(鼻翼鼻柱関係)」は、わずか1mmの違いで印象が大きく変わる、非常にデリケートなバランスの上に成り立っています。当院の経験豊富な医師は、このACRの重要性を深く理解し、カウンセリングにて3Dシミュレーションなども用いながら、あなたのお顔立ちに最も調和する鼻柱のラインを精密にデザインします。
当院では、鼻柱の形成に、主に患者様ご自身の耳の軟骨(耳介軟骨)を使用します。ご自身の組織であるため、アレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低く、術後の仕上がりも、まるで元からそうであったかのような自然な感触と見た目を実現します。耳の形に影響が出ないよう、目立たない部分から丁寧に採取する技術にもこだわっています。
私たちは、鼻を一つの立体的な芸術作品として捉えています。そのため、鼻柱下降術単独の施術はもちろん、鼻尖形成や鼻中隔延長といった他の施術との組み合わせも積極的にご提案します。鼻先を高くシャープに整え、最後に鼻柱下降でACRのバランスを完璧に仕上げる、といった複合的なアプローチにより、ワンランク上の洗練された鼻を創り出すことが可能です。
美容医療を受けたいけれど、ダウンタイムが心配で一歩踏み出せない。そうしたお声に応えるため、コアクリニック名古屋では術後のご負担を少しでも軽くするための取り組みを行っています。
術中の出血は、術後の腫れや内出血の大きな原因です。コアクリニック名古屋ではこれを抑えるため、必要に応じ一般的な電気メス(0.4MHz)より切開部位へのダメージを抑えられる4.0MHzのRFナイフを使用します。
また、これによってお見積りに金額が上乗せされるといった、いわゆるオプション商法の様なことはありませんのでご安心ください。
このRFナイフは、狙った組織にのみ精密に作用し、周辺の正常な組織への侵襲を抑えます。また、組織を焦がさずに切開・止血できるため、術後の回復がスムーズで、仕上がりの美しさにも貢献します。
優れた機器も、扱う医師の技術が伴わなければ意味がありません。コアクリニック名古屋では、RFナイフの効果を最大限に引き出す繊細な操作はもちろん、長年の経験から培った独自の圧迫方法や止血技術を駆使し、手術中の出血を極限まで抑えています。
施術内容 | 通常価格 | 部分モニター価格 |
---|---|---|
鼻柱挙上術 | 350,000円 | 280,000円 |
鼻柱下降術 | 300,000円 | 240,000円 |
鼻唇角形成(猫手術、Cカール形成) | 300,000円 | 240,000円 |
切らない鼻中隔延長TESS NOSE 4本 | 150,000円 | - |
TESS NOSE 8本 | 200,000円 | - |
TESS NOSE 12本 | 240,000円 | - |
鼻洗浄(他院1回) | 88,000円 | - |
メッセージ
はじめまして。当院では、ドクターが直接カウンセリングをし、ご希望・お悩みに応じて、豊富な選択肢の中からベストな治療法をご提案いたします。
私は今まで鼻整形、クマ取り、口元手術といった中顔面中心に1万件を超える十分な症例経験を積んでおります。